月別アーカイブ: 2022年2月

2023年留学に向けた準備:GMAT/GREの学習計画

出願準備を進めていく上でテストスコアは審査はもとより、出願先の選択にも影響を与えてきます。出願に必要なIELTS/TOEFLのスコアを取得したという声も耳にする一方で、GMAT/GREのどちらが自分に合っているかを決めかねている相談も受けます。両テストの受験機会は年間5回という条件があるため、限られた機会をどう学習計画に反映させるかが今後の準備を進める上でのカギとなりそうです。そこで、自分にとっての最適なテストを選択し、対策方法を考えていく上でも、専門家の意見に耳を傾けてはいかがでしょうか。Affinity英語学院では27日(日)にGMAT/GRE 700点突破セミナー(無料・午前10:30開始・飯島講師担当)を開始いたします。「GMATやGREのどちらを選択すべきだろうか?」と悩んでいる方々は、ぜひご参加ください。

上記セミナーへのお申し込みを希望される方は、こちらのリンクよりアクセスしてください。https://www.affinity-english.com/event/gmat-gre-preparation.html

多くの方々のご参加をお待ちしております。

2023年留学に向けた準備:3月のタスク

2022年も来週から3月へと突入しますが、テスト対策は順調に進んでいますか?テスト対策に時間を注ぐ分、出願書類の対策は後回しになりがちですが、月の変わり目に差し掛かっているこの時期だからこそ、春先の時期に期間に取り組んでいただきたいことを紹介いたします。

すでに回答を作り上げた方もいらっしゃると覆いますが、まだの方は”What do you want to do with an MBA degree?” に対する回答を考えていきましょう。審査官は、エッセイやインタビューを通してアプリカントが掲げる目標達成が可能かどうか、そして出願先のスクールが提供する教育リソーソが自分の目標を達成するのに役立つかどうかを見極めようとします。そのためこの時期から、短期・中期・長期目標を書き出しておきましょう。そうした教育リソーソに対する理解を深めるためにも、在校生や卒業生との話をする機会を設けていきましょう。このような時に備え、レジュメを用意しておきたいですね。ここ数年、多くの学校がウェブサイト(特に動画コンテンツの充実度は目を見張ります)にできるだけ多くの情報を掲載するよう取り組んでいます。在校生や卒業生と話をする前には、各スクールについて調べておくことで、クラス、クラブ活動、実践的な学習機会に関する質問の準備も整い、自分にとって有益な情報を得ることができるのではないでしょうか。さらには、出願締め切り日までに取り組むべき項目を確認し、いつまでに何をやるべきか。月単位、もしくは週単位ごとの計画を書き出し、何がうまくいっているかを判断するためのチェックポイントを設け、計画を実行するための時間を確保することも大切だと思います。

MBA出願用レジュメの準備に向けて:Bullet Point

レジュメの構成や内容を考える上で、動詞の選択は重要なパートです。たとえば、リーダーシップ力を示す代表的な動詞にLed (Leadの過去形)がありますが、その後に率いたメンバーの数を追記しますと、書き出しとしては最適です。しかしながら、Ledを使いすぎると、内容が単調に見えますのでご注意ください。これらのActon Verbを使い、自らの最大の強みを多面的に示すことがポイントです。レジュメの草案が準備でき次第、私はaccomplishment statement/bullet pointを記述の際に使った動詞にマーキングすることを勧めています。それらの動詞に注視ししつ内容を読んでいただくことで、その人物の特性、ビジネスリーダーとしての素養が溢れているか、多様な強みを発揮し成果へつなげてきたか?といった点が確認できると思います。

本日は、accomplishment statement/ bullet points(業績)の書き方を確認したいと思います。レジュメを作成する際には、過去の実績を振り返りながら、自分が辿ってきたキャリアを”STORY”として考えましょう。Accomplishment statement/bullet pointの表現方法は以下に共有します。

・Problem:対処した問題は何でしたか?

・Action:どのような行動をとりましたか?

・Result:その結果、どのような成果が得られましたか?

そして、より説得力を伴う内容へと書き上げるためにも、「成果」に関して具体的な数字、割合、詳細が必要です。たとえば、コスト削減を実現したのであれば、そのコストに関する情報を以下のように書き足すだけでも審査官に与える印象は変わってきまう(例:人件費15%、時間外労働25%、材料の無駄40%の削減を実現した)。審査官はアプリカントと同じレベルで業界知識を持っているわけではありませんが、アプリカントが重要なことに関わり、そのことでチーム/グループ/プロジェクトがより良くなったことが審査官へ伝えることができれば十分です。目標の「結果」は非常に大切ですが、レジュメの相談を拝見しますと、結果そのものが抜けている、結果が数値化されていない内容も少なくありません。Accomplishment statementは完成させるには、結果に関する情報は欠かせませんね。

Action Verbを使用して書きまとめるaccomplishment statementの長さは2行が目安です。自らの関りが深く、他の実績内容よりもアピールできるのであれば、3行程度に伸ばしても良いと思いますが、常に「読みやすさ」を意識してください。さらに、もう一つ意識してもらい点として、審査官は、アプリカントの業界に関して多岐にわたる経験を持っていない可能性が非常に高いことです。よって、その特定の専門家や仲間内でしか通じない用語(jargon)は使わないでください。

MBA出願用レジュメの準備に向けて:職業経験

レジュメには、職業、学業、そして課外活動の3項目に分けて、それぞれの必要事項を記載することをお話してきました。それらの項目の中でも職業に関する情報量はレジュメの2/3程度を占めます。そして、このレジュメは現在の職務から順に時系列(Reverse Chronological Order)で書きます。さらに、最近の業務ほどより多くの情報を書き記します。そうすることで、キャリアを構築するにつれ、アプリカントの責任が増していることを示すことができます。

この職業経験に関する記述内容で大切なポイントは、経験を重ねるごとに成長していることを示すことです。入社して1-2年は、複数人のメンバーを率いる経験がない場合でも、次のキャリア段階では数名のメンバーを率いていた経験をアピールできるかもしれません。こうして経験を重ねることで、より重要な役割を担い成果を収めてきたことが、ビジネスパーソンとして成長している印象を入学審査官へ与えます。勤めている/いた会社(前職)、役職、勤続年数を記載し、次は自分の実績を箇条書きにします。この箇条書き内容を”accomplishment statement/bullet points”と呼んでいます。次回は、こちらの書き方について考えていきたいと思います。

MBA留学の形態:私費と社費

MBA出願準備に関する相談の中で、「私は私費留学のため審査上不利になりますか?」という質問を承る時があります。そこでまずは、社費生というステータスが入学審査官に与える印象を以下にまとめてみます。

・派遣先の企業や団体の中でスクリーニングを経た人物である。

・MBA取得後の就職先が決まっている。

また、派遣生として選ばれる背景には仕事上の実績、人物像などが会社や団体から高い評価を受けていると捉えられますので、こうした側面は加点の要因です。入学審査は加点方式ですので、私費で留学をされる方々は、この加点となる要素を自己分析作業を通して確認する、時には見つけ出していくよう努めていきましょう。さらには、テストで高得点を取得する、奨学金を得ることでより加点材料を増やすことも可能です。

どうしても自分と他のアプリカントを比較しがちになってしまいますが、まずやるべきことは、自らのキャリアプロフィールの把握ですね。

MBA出願用レジュメの準備に向けて:レジュメの役割

前回までの投稿に続いて、今回もレジュメに関するお話をさせていただきます。MBA受験において、レジュメは重要な役割を担います。その理由として、1ページの中でアプリカントのエッセイ・推薦状を読み込む上での必要な情報が確認できると同時に、面接で聞かれる質問のベースになることが挙げられます。レジュメは、”職業”、”学業”、そして”課外活動分野”で達成したことを示します。そのため、レジュメに記す内容をAccomplishment Statementと呼びます。そして、ビジネススクールの入学審査官は、「アプリカントの過去の実績は将来の活躍を予測する指標である」ことを口にします。アプリカントにとってレジュメとは、自分を審査官へ売り込むためのPR用ツールと言えますね。

残すところ、2月もあと1週間です。レジュメの作り込みをスタートさせるにあたり、キャリアの棚卸し作業は進んでいますか?

MBA出願用レジュメの準備に向けて:リーダーシップ経験とAction Verb

お仕事柄、毎年レジュメの更新を習慣にしているアプリカントの方々もいらっしゃいます。転職目的とするレジュメの場合、将来の勤務先関係者(特に上司になる方)に対して、特定の職務を遂行するために必要な知識やスキルを有していることを証明することが目的です。その一方でビジネススクール出願用のレジュメではチームメンバーを率い、物事を多面的に考え、社内外(国籍なども問わず)の利害関係者と協力し支持を集め、動機付けし、ビジネスを成功へと導ける資質をレジュメの内容から審査官に読み取らせることが求められます。こうした点を再度確認した上で、仕事のスキルのみではなく、リーダーシップの発揮に焦点を当てた内容を考えていきましょう。そうしたリーダーシップを発揮した経験を伝える際に必要となるAction Verb (別名 Power Verb)を共有いたします。

・Accelerated ・Elected ・Guided ・Mentored ・Spearheaded ・Assumed ・Employed

・Hired ・Motivated ・Stimulated ・Caused ・Empowered ・Influenced ・Originated

・Strengthened ・Chaired ・Encouraged ・Initiated ・Pioneered ・Supervised

・Changed ・Enlisted ・Inspired ・Promoted ・Trained ・Conducted ・Envisioned

・Involved ・Raised ・Transformed ・Directed ・Fostered ・Led ・Recognized for

・Visualized ・Founded ・Managed ・Set goal

上述のAction Verbは全て過去形です。「なぜ、わざわざ過去形?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。レジュメで使用する動詞は原則として過去形です。もちろん内容は大切ですが、今後はこうした作法も一緒に確認していきましょう。

【告知協力】ESADE受験生向けイベント 3/6 (日)

ESADE在校生の皆様よりイベントのご案内を頂戴いたしました。
入学審査官、卒業生、在校生の方々がご参加されるなど、様々なご意見をうかがいながら、同校への理解を深めるまたとない機会となります。欧州のMBAプログラムへ出願を考えていらっしゃる受験生の皆様は参加を検討されてはいかがでしょうか?

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受験生の皆様
ESADEの深谷です。3月6日(日)にMBA後のキャリアにフォーカスした、卒業生によるパネルディスカッション+Admission DIrector・卒業生・在校生とのコーヒーチャットを実施します。是非ご参加ください!

1.⽇時
2022年3⽉6⽇(日) 17 時00 分〜19 時00 分(⽇本時間) Zoom

2.概要
ESADE Business School プログラム概要説明 30分
卒業生によるパネルディスカッション 30分
Admission Director、卒業生、在校生との部屋別コーヒーチャット 60分

3.ご参加方法
下記リンクから、3月6日「Esade Alumni Japan Session: what happens after the MBA?」にご登録ください。登録完了後、確定メールが届きますので、当日はメール記載のリンクからご参加ください。
https://esade-recruitment-events.secure.force.com/events#/search <https://esade-recruitment-events.secure.force.com/events#/search>

※受験⽣の皆様への情報提供を⽬的として、日本人在校⽣がウェブサイトを運営しております。在校生プロフィールや、授業・MBA生活について掲載していますので是非ご覧ください。
https://esade-ftmba-jp.jimdo.com/ <https://esade-ftmba-jp.jimdo.com/>

※お問合せ先:Mary Granger (アジア担当アドミッション): mary.granger@esade.edu <mailto:mary.granger@esade.edu>
皆様にお会いできますことを、Admission Director及び在校生一同、心より楽しみにしております!

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MBA出願用レジュメの準備に向けて:リーダーシップ経験

前回に続きレジュメに関するお話をさせていただきます。今回はリーダーシップに関連する要素を考えていきたいと思います。以下、いくつかの要素を挙げてみます。

i) 複雑な事情/状況を関係者に対して明確に説明し、時には説得し、目標の達成に向けて関係者を動機付ける/鼓舞することに長けているか/実践しているか。

ii) 関係者間での協力を促進し、自発的な行動を促しているか。

iii) 自らのチームメンバーのみならず、他の社内関係者、そして顧客との関係構築を実践しているか。

iv) チーム力の底上げのため、後輩や部下の強みを見い出し、強化する機会を提供しているかどうか。

v) 最良の結果を追求するため、プロジェクトなどを効果的かつ効率的に推進しているか。

もちろん、これら以外でも、自らのリーダーシップ経験を語る上で必要な要素があると思います。ここで大切なことは、こうした各要素を示す事例ですね。まずはレジュメを作り始める上で関連事例を書き出しておきましょう。

MBA出願用レジュメの準備に向けて

前回の投稿では、実現可能な目標を立てて、無理が生じない範囲内で行動することを共有いたしました。出願書類の準備に取り掛かる上で、最初に着手する書類は英文レジュメになると思います。このMBA出願用レジュメでは、以下3つのパートに自己PR用の情報を振り分けていきます。

  • 職務経験
  • 大学以降の教育経験
  • 個人的な経験

レジュメを書き上げることで自分を英語で表現する際の準備となります。そして、レジュメの枚数は1枚が原則ですので、経験した全ての事柄を記載することではなく、取捨選択した経験を記述します。入学審査官は過去の実績がアプリカントの将来性を予測する有効なツールであるという観点に立ち、レジュメを読みます。そのため、アプリカントはリーダーシップに関する具体的な事例をいくつか用意しておかなければなりません。自分のリーダーシップ・スタイルや成果への貢献度を伝えるためには、どのようなエピソードが最適でしょうか?

・自分が立ち上げたプロジェクト

・成長する機会をつかんだプロジェクト

など、既に思い描くプロジェクトが頭の中を駆け巡っているのではないでしょうか。

たとえば、自らが率いた最も困難なチームプロジェクトと、それをどのように成功させたか。

こうしていくつかの事例を頭に入れ、始まりから最後に至るまでの話の展開を把握しておきましょう。そうしたためにも、「何をしたのか」、「なぜそれをしたのか」、「周囲/関係者に与えた影響」、そして最終結果(成果)を伝えるよう話を組み立ててはいかがでしょうか。