MBA出願用レジュメの準備に向けて:Bullet Point

レジュメの構成や内容を考える上で、動詞の選択は重要なパートです。たとえば、リーダーシップ力を示す代表的な動詞にLed (Leadの過去形)がありますが、その後に率いたメンバーの数を追記しますと、書き出しとしては最適です。しかしながら、Ledを使いすぎると、内容が単調に見えますのでご注意ください。これらのActon Verbを使い、自らの最大の強みを多面的に示すことがポイントです。レジュメの草案が準備でき次第、私はaccomplishment statement/bullet pointを記述の際に使った動詞にマーキングすることを勧めています。それらの動詞に注視ししつ内容を読んでいただくことで、その人物の特性、ビジネスリーダーとしての素養が溢れているか、多様な強みを発揮し成果へつなげてきたか?といった点が確認できると思います。

本日は、accomplishment statement/ bullet points(業績)の書き方を確認したいと思います。レジュメを作成する際には、過去の実績を振り返りながら、自分が辿ってきたキャリアを”STORY”として考えましょう。Accomplishment statement/bullet pointの表現方法は以下に共有します。

・Problem:対処した問題は何でしたか?

・Action:どのような行動をとりましたか?

・Result:その結果、どのような成果が得られましたか?

そして、より説得力を伴う内容へと書き上げるためにも、「成果」に関して具体的な数字、割合、詳細が必要です。たとえば、コスト削減を実現したのであれば、そのコストに関する情報を以下のように書き足すだけでも審査官に与える印象は変わってきまう(例:人件費15%、時間外労働25%、材料の無駄40%の削減を実現した)。審査官はアプリカントと同じレベルで業界知識を持っているわけではありませんが、アプリカントが重要なことに関わり、そのことでチーム/グループ/プロジェクトがより良くなったことが審査官へ伝えることができれば十分です。目標の「結果」は非常に大切ですが、レジュメの相談を拝見しますと、結果そのものが抜けている、結果が数値化されていない内容も少なくありません。Accomplishment statementは完成させるには、結果に関する情報は欠かせませんね。

Action Verbを使用して書きまとめるaccomplishment statementの長さは2行が目安です。自らの関りが深く、他の実績内容よりもアピールできるのであれば、3行程度に伸ばしても良いと思いますが、常に「読みやすさ」を意識してください。さらに、もう一つ意識してもらい点として、審査官は、アプリカントの業界に関して多岐にわたる経験を持っていない可能性が非常に高いことです。よって、その特定の専門家や仲間内でしか通じない用語(jargon)は使わないでください。