MBA出願用レジュメの準備に向けて:職業経験

レジュメには、職業、学業、そして課外活動の3項目に分けて、それぞれの必要事項を記載することをお話してきました。それらの項目の中でも職業に関する情報量はレジュメの2/3程度を占めます。そして、このレジュメは現在の職務から順に時系列(Reverse Chronological Order)で書きます。さらに、最近の業務ほどより多くの情報を書き記します。そうすることで、キャリアを構築するにつれ、アプリカントの責任が増していることを示すことができます。

この職業経験に関する記述内容で大切なポイントは、経験を重ねるごとに成長していることを示すことです。入社して1-2年は、複数人のメンバーを率いる経験がない場合でも、次のキャリア段階では数名のメンバーを率いていた経験をアピールできるかもしれません。こうして経験を重ねることで、より重要な役割を担い成果を収めてきたことが、ビジネスパーソンとして成長している印象を入学審査官へ与えます。勤めている/いた会社(前職)、役職、勤続年数を記載し、次は自分の実績を箇条書きにします。この箇条書き内容を”accomplishment statement/bullet points”と呼んでいます。次回は、こちらの書き方について考えていきたいと思います。