月別アーカイブ: 2022年1月

2023年入学に向けたMBA出願準備:2nd Round

前回 (1月22日)の投稿から引き続き、出願ラウンドの件についてお話をさせていただきます。1st Roundで出願に間に合わなかったことで落胆する必要はありません。むしろ、テストスコアや書類のクオリティーを改善できる機会を得ることができると考えてはいかがでしょうか。特に出願書類のクオリティーを向上させるためにも、出願先のMBAプログラムの教育リソースに関して詳細な調査は必要です。入学審査官は、そのプログラムについて徹底的に調べ、その学校での時間をどのように使って自分のキャリア目標を達成し、クラスメートに貢献するかについて十分な計画を持っている出願者を選びます。そうした学校リサーチを行うためには、在校生や卒業生(学校関係者)との交流機会も重要です。基本的な考え方としては、エッセイを書き始める前には、学校説明会などへの参加、関係者へのコンタクトを終えておきたいですね。エッセイを提出する主な目的は、入学審査官に対し、i) 自らのキャリアパスの次のステップとしてMBA教育が適切であるかを伝え、ii) 自己の内面性(価値観など)、iii) リーダーシップを発揮した場面、その後の影響(変化)を伝えることが可能です。何よりも、他のアプリカントと自分を差別化する絶好の機会です。

2022年も明日から2月へ入ります。1st Roundでの出願を目指す受験生にとっては、残り7ケ月ですね。5月の中旬からは2023年度の出願要綱(締め切り日やエッセイ課題など)が各校で発表され、受験生の出願に対する意識にも変化が現れる時期です。こうした機をきっつかけとして、出願書類の準備を加速させたいところです。みなさんは、各月における目標(1st Round / 2nd Roundで出願していくために、いつ何をやるべきか)は設定されていますか?

告知協力:2022年2月 アドミッション関連イベント(IESE Business School)

IESE Business Schoolでは、2月、下記の通り、オンラインにて、受験生の皆様向けにイベントを実施します。ふるってご参加ください。

Responsible Business Club Student Panel

日時: 2/1 (火) 21:00-22:00(日本時間)

登録: こちらのページ

Women in Business Club Student Panel

日時: 2/10 (木) 22:00-23:00(日本時間)

登録: こちらのページ

MBA Open Day

日時: 2/19(土)(A)19:30-21:45、(B)24:30-26:45(日本時間)

(A)19:30-19:45 プログラム紹介

19:45-21:00ケースメソッドを用いた模擬授業

21:05-21:45 卒業生パネルディスカッション

(B)24:30-24:45 プログラム紹介

24:45-26:00 ケースメソッドを用いた模擬授業

26:05-26:45 卒業生パネルディスカッション

登録: (A)こちらのページ、(B)こちらのページ

注記:

  • IESEならではの、ケースメソッドに重きを置いた授業を体験できる貴重な機会です。
  • (A)については、IESE MBA Class of 2016の卒業生でもある日本人アドミッションオフィサーの西田(アジア・中東統括、LinkedIn)が司会を務めます。
  • 事前のCVレビューが必要になりますので、早めの登録をお勧めします。

MBA Admissions One-to-One

IESE MBA Class of 2016の卒業生でもある日本人アドミッションオフィサーの西田(アジア・中東統括、LinkedIn)が、プログラム、キャリア機会、入学審査プロセス、バルセロナ生活等、幅広く個別の疑問にお答えします(45分もしくは30分、日本語可)。

日時: 随時

登録: こちらのページ (45分)、こちらのページ(30分)

注記:

  • 実施日程は約2週間先までを目安に登録用ページにて公開されていますが、随時更新されます。
  • 出願前であれば、複数回参加して頂くことも可能です。

*IESE Business Schoolは、スペインのバルセロナを拠点とした2年制プログラムを提供し、ジェネラルマネジメントと人格教育による「真の国際リーダー・経営者の育成」を目的に掲げており、教授法としてはケースメソッドに重きを置いています。EconomistのMBAランキングで世界1位(2021年)に、Financial TimesのMBAランキングで世界4位(2021年)にランクインしています。

【出願締め切り日】INSEAD MBA January 2023

INSEAD MBA 2023年1月入学用出願締め切り日を共有いたします。
先週から、アプリケーションフォームの入力が可能となりました。
Admissions – MBA Programme | INSEAD

・Round 1 – 01 March 2022

・Round 2 – 19 April 2022

・Round 3 – 14 June 2022

・Round 4 – 26 July 2022

各種イベントも開催されておりますので、現在の準備状況と照らし合わせながら、最適なイベントをご選択ください。
https://www.insead.edu/master-programmes/mba/events/full-list-events

2023年入学に向けたMBA出願準備:1st Round

皆さん、こんにちは。Affinity英語学院、留学カウンセラーの佐取です。1月も後半に差し掛かり、2023年入学に向けた相談を承る機会が徐々に増えております。その中で、「1st Rdと2nd Rdのどちらで出願するべきか?」といった内容も少なくはありません。アプリカントからすれば、より合格確率の高いタイミングで出願したいと考えますね。そこで、本日は1stラウンドでの出願を決めていくにあたり、考えておきたい項目をまとめてみます。

  1. IETLTS/TOEFL, GMAT/GREで高得点を獲得している。
  2. 在校生や卒業生との交流を通じ、出願先プログラムに対する理解度が高い
  3. 書類と面接対策準備に注げる時間が十分にある。
  4. プロフィールの独自性
  5. 推薦者の協力度合い
  6. 1日も早く進学先を確保したいという気持ち

ご存じのように、ビジネススクールの入学審査では、テストスコアや大学・大学院在学時の成績(GPA)が良いアプリカントのみを選ぶわけではなく、さまざまな経歴を持つアプリカントを混在させるようクラスを編成します。そうしたことから、似たようなバックグラウンドを持つアプリカントをすでに入学させているとすれば。 クラス編成の観点から、他のバックグラウンドを持つアプリカントを合格させます。また、入学審査官の立場に立って考えますと、早めに入学者を確定させ、クラス編成を進めたいという意向を持ちます。そのため、まだその姿が見えぬ2nd Roundのアプリカントの出願を期待して待つことより、1st Roundで優秀なアプリカントを受け入れることを好みたがることは常かと思います。

3rd Round (2022年入学) vs 1st Round (2023年入学)

新年を迎え、2nd Roundでの出願準備を終えられた(終えられる)方々も多いかと思います。その一方で、「3rd Roundでの出願に向けた準備を進めるか、それとも来年 (2023年入学)に向けた準備に切り替えるべきか?」で考えを巡らせているアプリカントの方々もいらっしゃると思います。そこで本日は、3rd Round出願に関して入学審査官が発信しているメッセージを取り上げて一緒に考えてみたいと思います。

まずは、Michigan Ross School Admissions DirectorのSoojin Kwon氏のメッセージを見ていきましょう。
Being Successful in Round 3 — Don’t Psych Yourself Out | Michigan Ross (umich.edu)

  1. We reserve space in the class for Round 3.
  2. We like Round 3 applicants. Last year, some of our best students – academically and leadership-wise – were admitted in Round 3.
  3. There’s no chance of being admitted if you don’t apply.

出願者としては、合格の可能性等につき、色々と考えを巡らせてしまうこともあると思います。しかしながら、上述”3”のアドバイスにも見られるように、出願しなければ合格することは叶いません。よって、出願するという決断を下されたのであれば、テストスコア、書類や面接に対して最善の準備を尽くしていきましょう。

そして、Yale School of ManagementのAdmissions Director Bruce DelMonico氏は、以下のメッセージを発信しています。
From the Assistant Dean for Admissions: Should I Apply in Round 3? | Yale School of Management

We still have room in the class.

Contrary to popular belief, we do have space in Round 3. Every year we develop a model that allows room to admit applicants in Round 3. The specific number can vary based on how many admitted applicants enroll from Rounds 1 and 2, but there is always still space in the class.

Yes, even for students from outside the U.S.

Some applicants have heard that Round 3 is only for applicants who are U.S. citizens—and this may be true for some schools. But we have never felt constrained to consider only U.S. citizens in Round 3 and have never had any hesitation about admitting non-U.S. citizens in this round. It is completely open to all applicants from across the globe.

have never had any hesitation about admitting non-U.S. citizens in this round.” このメッセージは留学生にとって心強い限りですね。

But what if I don’t get in?

If you want to start your MBA this coming fall, the only option is to apply in this application season. But even if you’re open to beginning your MBA either this fall or in fall 2019, applying now can have its benefits. First of all, there is no disadvantage to re-applying; we view re-applicants in exactly the same way we do first-time applicants. Round 3 can be a “test run” for your next application, without any negative consequences. For applicants who aren’t admitted this year, we provide feedback upon request over the summer on how you might be able to improve your candidacy, so there can even be a benefit to applying now.

There is not disadvantage to reapplying”というメッセージを再度ご確認ください。再出願の折には、スコアアップと出願関連書類のクオリティーを向上させることに全力投球してください。