月別アーカイブ: 2013年10月

面接試験突破に向けたアドバイス

近年の傾向としては、”Conversational Style”の採用が主流となっています。そのため、練習時に記憶した回答を面接の場で読み上げる感覚ではなく、日々の仕事場においてカウンターパートの方と話をするといった自然な形をイメージしてみましょう。挨拶代りの握手から始まり、相手の話に耳を傾け、落ち着いて理路整然に、そして時にはジェスチャーなどのnon-verbalランゲージを用い、表情豊かにメッセージを発信するなど、練習に練習を重ねて自分の”スタイル”を確立していきましょう。

下記はHarvard Business Schoolの学生による面接試験対策のtipsがシェアされています。こちらの内容は他校への面接試験対策に応用できる要素も含んでおりますので、必要に応じてご活用ください。

“Prepare three or four good stories (which could be adapted to answer practically any question), then record yourself on iSight answering 20 minutes of questions. Watch to assess your body language, tone.

“HBS students are expected to be able to think on their feet in the case method. The interview screens for that.”

“When preparing for your interview, practice being succinct in your answers. HBS is looking for articulate students who can make convincing statements or arguments without going on and on forever.”

http://www.harbus.org/2013/hbs-students-spill-their-secrets-for-a-successful-admissions-interview/

合格の確率?

我々のような仕事に就く者にとって、回答に悩む相談内容に「合格の可能性はどれくらいあるでしょうか?」が挙げられます。さらには、その「確率」についてはアドミッションの方々でさえも 「わからない」と回答せざるえません。

皆さんご存じの通り、アドミッションはGMATスコアといった一要素のみで合否決定が下される作業ではありません。過去の業務経験から学習経験、出願理由とMBA教育を欲する理由に推薦状、アプリ―ケーションコンテンツ、面接試験など各評価項目が揃った状態にて決定がなされます。「自分と似たようなバックグランドやスコアの出願者は多くいると思うので」と考える出願者もいらっしゃいますが、テストスコアや出身業界などをベースに考えてしまいがちという印象を持ちます。表面上に記された情報のみではなく、動機や理由といった内面的な要素も区別化を図る上での大切な情報になりえます。そのためにも、最後にアプリケーションフォームの提出ボタンを押すまで、自分が伝えるべき内容を練りに練っていきましょう。

 

出願理由と学校訪問との関係性

10月のこの時期は、2nd Roundでの出願を目指して出願予定校へ訪問された方々もいると思います。そうした経験をもとに「他校との比較ポイントを出願理由へと盛り込んで・・・」とキーボードを打つ指も進みがちですが、他校との比較論を出願理由としては述べることは回避しましょう。

また、キャンパス訪問時に抱いた学生に対する印象度合(教室内外において)、更にはそうした交流から学んだことを文面にて示すことで、自らの出願理由をカスタマイズ化した形でアドミッション側と共有していきましょう。キャンパス訪問したことそのものは、アピール材料として活用できませんが、上記のように伝え方次第では十分にアピール材料になりえます。

On-line application Formの入力作業

10月も終盤に差し掛かるにあたり、スコアメイキングからエッセイを中心とした書類の作成に余念がない時期かと思います。この出願準備プロセスで後回しになりがちな作業として、On-line appliation formの入力が挙げられます。

このOn-line application formに入力する内容からは、大学以降を中心としたこれまでのキャリアの履歴が網羅されます。そしてその履歴をもとに、レジュメ(経歴)内容をまとめていきます。さらには、そのレジュメに記したハイライト項目を抽出し、エッセイ用コンテンツを仕上げていきますと、自らのキャリア像が浮き彫りになってくるのではないでしょうか。

このApplication Formは、個々の出願者を知る上では貴重な情報を提供してくれるコミュニケーションツールです。この入力作業の進め方としては、出願間際にあわてて行うことなく、日々の細切れ時間(数十分程度の時間)等を活用しながら継続していきましょう。

【入学審査部長の辞任】:Wharton School

女性人数の増加や team-based admissions interviewの採用など、新たな動きが出てきてた中で、今シーズンの1st Roundの締切日と辞任の発表が重なってしまったことは残念です。
http://mbablog.wharton.upenn.edu/admissions-committee/notes-from-the-director-new-adventures-2

Wall Street Journalにおいても、この辞任に関する記事が掲載されています。特に2005年以降は、同ポストの入れ替わりが激しい事実については、あまり他校では見られない状況です。今後は落ち着いて欲しいと思う次第です。
http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304176904579111132792838174

【Entering Class Profile 】Stanford Graduate School of Business

同校の新たなClass Profileが発表となりました。今年度の入学者数も400人を越え(発表人数406名)、ClassのSizeも広がりつつある印 象を受けます。

そして今回の発表にあたり、同校の公式コメントがリリースされています。

The MBA Class of 2015 is no exception. We welcomed 406 students this year, the largest class in the history of Stanford GSB. Not only are there more students in the class, but also greater diversity of experience and background. Here are some of the other shifts in the Class of 2015 profile:

• The class comprises a record number of international and U.S. schools.
• Representation of both women and U.S. minorities in the class increased.
• Students joined the Stanford community directly from a record 300 organizations.More than 67% of students are the sole classmate joining Stanford directly from that organization.
• As always, there was fluctuation in industry representation, with increases in biotech, consulting, and consumer-products sectors.
• The number of humanities and sciences majors in the class jumped, while a handful fewer students studied business or engineering.
Average TOEFL and GMAT scores crept up slightly. The score ranges, however, stayed consistent.
• Average years of pre-MBA work experience fell slightly from last year’s decade-long high. The range of years of work experience also narrowed slightly.

TOEFL, GMATのスコアレンジ等の詳細は下記URLからご覧ください。http://www.gsb.stanford.edu/programs/mba/admission/evaluation-criteria/class-profile

【1st Rd.インタビューに向けて】: Stanford Graduate School of Business

Stanford Graduate School of BusinessのAdmissions Blog.では、下記コメント が発表されています。

同コメントによれば、1st Roundにおける出願者から選ばれた面々には、10月28日(月)から11 月26日(火)までの期間にInterview Invitationが配信される旨が述べられています。今月上旬の 締切日から数えますと、既に3週間が経過しています。出願者の立場からは、一日も 早い通知を欲するところですが、ここは「積極的な姿勢にて待つ」ことを共有したいと思います。

<中略>
No matter what your application status is, we thought you’d want to know that our interview process will be slightly different. We decided to compress the interview timeline. For Round 1, this means we will issue interview invitations from 28 October through 26 November only, rather than over the entire round. We will send no invitations before 28 October or after 26 November. We expect to issue the majority of invitations by 19 November. (We hope this prevents those of you who applied in Round 1 from obsessively refreshing your email for most of October.)

To be continued

http://www.stanford.edu/group/mba/blog/2013/10/round_1_interview_timeline.html

「2014年秋留学に向けたLL.M.出願スケジュールの確認」:10月編

いよいよ10月に入りました。来月からは、本格的な出願がスタートします。

先月の投稿では、11月の出願に向け、9月はTOEFL対策の総仕上げ月と位置付けましたが、その後の状況はいかがでしょうか。テスト対策に意識が向けられるあまり、これからエッセイの作成に取り掛かる出願者も少なくないと思います。そこで、今回はLL.M.出願用エッセイのアウトラインについて考えてみたいと思います。

■Academic Careerをサマリー調にて纏める
⇒”Academic”には大学、大学院、ロースクール、司法研修所等が含まれます
⇒ Professional Careerの職業を選択した理由

■Professional Careerをサマリー調にて纏める
⇒自分のCareerを2~3 ステージに分類し、一連の経験から学んだことを書き出す
⇒Law Schoolへの留学を決定付けたエピソードを書き出し、今の自分にとって必要となるもの(知識、経験、スキル)を把握する

■Professional Career Objectives (Post LL.M. Career)
⇒Short-term Goal
⇒Long-term Goal

■Why this LL.M. program ?
⇒Professional Career Objectivesを達成するため、今の自分に必要な知識、経験、スキルを得られる最適なLL.M.プログラムを述べる
⇒必要な科目とその理由を纏める
⇒その他の出願理由について考える

■Conclusion
⇒これまで培ってきたAcademic & Professional Experiencesから、留学先で同級生となる面々に伝えられる、または共有できることを述べて、自らの貢献度合いを示す。

★ワンポイントアドバイス:  11月の出願に向け、今月は日単位で進捗管理をするなど、遅れが発生ないよう、より細心の注意を配って準備を継続していきましょう。LSACを始めとする、出願に必要な事務作業手続きもコツコツと進めていきましょう。

【学校説明会の開催予定】: London Business School

下記の日程でLondon Business Schoolの説明会が開催されます。詳細は以下のURLよりご確認ください。
http://www.london.edu/newsandevents/events/do?view=detailed&eventId=TK10/13

■日程
2013年10月30日(水)

■時間
18:30-21:30

■場所
ニューオータニ
http://www.newotani.co.jp/group/index.html