心構えと準備

先日、東洋経済オンライン用サイトから、下記の記事が目に入ってきました。それは、昨シーズン、Boston Red SoxをWorld Championへと導いた上原浩治投手の野球人生を総括する内容でした。野球好きの私にとっては、終始興味深く、その節々にて「なるほど」と頷きながら読み進めていきました。
http://toyokeizai.net/articles/-/27739?page=4

そしてこの記事の最終パートに至ったところです、「アメリカで戦い続けるモチベーションは何なのか」の問いに対して、上原投手は以下のように述べています。

「汚い話になりますけど、先発ピッチャーとか野手の給料がとんでもなく高いんで、僕らどんだけいい成績おさめようが絶対かなわないことなんで。でも、グラウンドに立てば全然関係ない、みんな同じ条件。絶対に負けたくないですね」

⇒上原投手の「絶対に負けたくない」という気持ちは、マウンドにあがるまでの準備にも余念を与えることなく、常にベストなパフォーマンスを発揮することのみに注力する、メンタル面の強さがその言葉からは漲っています。ことMBA受験の現場に置き換えてみますと、書類審査を通過し、面接試験の案内を受け取り、「これから!」という時に、「自分の英語力は大したことないですが、大丈夫しょうか?」といった類の相談を投げかけてくる方々と上記の言葉を共有したいと思います。さらに私が指導経験から伝えられることは、「実践的な練習を重ねることで、そうした不安感を取り除く」ことに尽きます。そのためにも、「絶対に合格するため」限られた時間の中で最善の面接対策準備を実施することに注力していきましょう。

そして、上原投手に関する記事は下記内容へと続きます。

<中略>自分で限界を作らない、上原はそう繰り返す。目の前の敵に、過去の自分に、そして年齢による限界説に勝ち続けたい。「自分のピッチングはまだ完成していないし、常にまだ自分には伸びしろがあると思っています。やめた時が、自分の最高の時と思っていますから」

⇒「この程度でいいかと決めた瞬間に成長の余地が失われてしまう」と謂わんばかりの強固な心構えが伝わってきます。皆さんが留学を志した背景の一つには、「成長の余地」を自己認識した経験が土台になっていると思います(特にWhy I need an MBA degreeに対する回答内容)。そしてこれからのインタビューの場/機会を通じ、そうした「伸び代」を存分に伸ばせる可能性(ポテンシャル)を面接官とシェアしていきましょう。