ビジネススクールへの出願プラン-1

本日で2月も終了となり、季節も春へと移り変わっていきます。そして、年始からテスト対策をスタートされた受験生は仕事とテスト対策との両立にも心身ともに適応していることを実感する頃ではないでしょうか。そこで、本日は出願までのプランについて考えてみたいと思います。

9~10月の1st Roundへ向けた出願プランから逆算しますと、例えば「5月末までにはTOEFL 105点 or IELTS 7.5点, そしてGMATは650点に到達させたい」そして、同時期に発表となり始める各校のエッセイ課題内容をもとに対策を練り上げたいなど、現時点で自らが描く出願準備の青写真が存在すると思います。

この時期には、「仮に4~5校出願するとして、エッセイにはどれくらいの時間を必要としますか?」といった相談内容が目立ちます。仮に「凡そ50~60時間を準備しおいて方が良い」と助言を受けたとしても、このMBA Essay Writingが皆さんにとって初めての経験であれば、実際のところ予測がつかないと思います。なぜなら、一口に「エッセイを書く」と申しあげても、書きあがるまでの過程には「ドラフトの作成から推敲、そしてフィードバックを受けた後の書き直し、編集、さらには校正(指定された字数内にまとめる作業含む)といった段階別の作業も含まれます。そのドラフトを書きあげる前には、少なくとも1)-5)の各項目に対する自らの回答を纏めてきませんと、汎用性が効くGoal型エッセイを作ることに予想以上の時間を費やすことになります。

1) これまでの職業キャリアの要約
2) Short-term goal
3) Long-term goal
4) 自分のgoals (STG+LTG)を達成するために出願校にて学ぶ必要性
5) 現時点でのキャリアパスにてMBA教育を必要とする理由といった

付け加えますと、こうした項目に対する考えを洗い出しするための時間も必要になるかもしれません。さらに、5)の「MBA教育の必要性」につきましても、

・習得したい知識や開発したいスキルとは?
・ビジネスやカルチャーの異なる面々とグループワーク(ディスカッション含)経験が与えてくれることは?
・国内外のビジネスプロジェクトやクラブ活動を通じて得たいものとは?

と項目別に考えていただくことで相手(MBA教育の特性)に対する理解へ繋がると思います。