【キャリア形成におけるMBA Admissions Processの役割】:

ちょうどまさに、1年前のこの時期でした。MBA Admissionsに関する情報リサーチしている最中に下記の記事が目に留まりました。そのタイトルは、”The MBA Admissions Process shouold be about self-discovery and development” です。
http://www.forbes.com/sites/mattsymonds/2013/02/18/the-mba-admissions-process-should-be-about-self-discovery-and-development/

近年においては、ショートエッセイやパワーポイント形式のエッセイ課題が採用されていますが、そうした背景自供や、エッセイを作成にあたっての第三者による過剰サポートの度合等に対する言及も見られます。

同記事にもSelf-discovery, Self-reflection,といった単語が登場します。日本語に訳しますと、自己発見でしょうか?。。。少し固い表現にも聞こえますが。何はともあれ、ビジネススクールで得たいこと、卒業後の目標はエッセイコンテンツの代表格ですが、それらの内容の脇を固める各コンテンツも出願者の「人となり」を知る上で重要な意味を持ちます。成功体験のみならず、挫折経験国際経験異文化経験周囲をリードした経験、仕事以外での活動(Personal Experience)等、これらの経験は自分のパーソナリティーを形成する上での要素として、エッセイ課題やインタビューの場等において問われてきます。こうした背景事情が存在するため、常々Admissions Officerは「自分のことを良く知ってください」というキーメッセージを発信し続けています。

この時期は、2015年秋入学を目指して「MBA Applicationの準備をスタートさせたい」という気持ちを持って準備に取り組まれる方々からのお問い合わせも増えつつある一方で、「明確な理由もなく挑戦してみたい」という声も少なからず聞こえてきます。そうした声をの中身に耳を傾けますと、「そうした細かいことは、テスト対策を進めながら考えます」、「夏場くらいになったら考えます」とのコメントも飛び出してきます。理由も目的も言葉にはっきりできない状態で、自分の金銭、労力、時間を費やして準備をすることに危惧を抱くと同時に、そうした出願者が目的意識が見えないまま途中で準備をストップしてしまう姿を見てきました。

野口学院長とも共有するトピックに、「多くの人にとって、MBA受験は人生において一度だけの経験であり、実りあるものとするためにも、テストのみならず出願書類に関しても準備を進めて欲しい」が挙げられます。大学、大学院、そして入社、転職など皆さんも様々な経緯を得ていると思いますが。そして、「現在の職業にて活躍するための準備があっこそ今のご自分がある」と思われます。それと同時に、志望校への合格も準備があってこそ成立することをこの場にて共有したいと思います。