アセスメント

新年を皮切りに大学院留学を考え始め、実際にはその準備を始められた方々も少なくないと思います。

そうした方々は既にTOEFLやIELTSに取り掛かっていると思います。年末出願を目標とした作業準備を進めるにあたり、まずこの2月にはテスト対策に加え、大学院へ進学する、さらには留学する理由を考えていきましょう。自分のキャリア目標を達成するための大学院をリサーチすることも大切ですが、その前に何か忘れていませんか?そうです、自らに対する理解を深めていくアセスメント作業です。

ご存知のように出願準備は、テスト対策、エッセイ、推薦状、願書、面接対策(必要な場合)の準備など、常に時間を意識しながら作業を進めるプロセスです。特に大学院側の奨学金へ応募する際には、通常の締め切り日より前に(奨学金用の)締切日が設定されていることも珍しくはありません。まして、フルブライト奨学金などへ応募する際には、各団体が設定する締め切り日(毎年夏から秋口に設定)へ間に合わせなければなりません。

そう考えますと、年間を通じてなんらかの締切日と対峙する状況が続きます。こうした一連の作業を円滑に進めていくためにも、アセスメント作業を始めましょう。そこでまずは、以下に記す設問へ回答してみましょう。

・自らの短期(学位取得から1~2年以内に達成したい)目標
・自らの長期(学位取得から7~8年先を目途に達成したい)目標
・大学院での教育機会(リソースを含む)が、先の短期、長期目標を達成するために必要になるだろうか?

これらへの回答はエッセイの中心コンテンツに変わっていきます。

そして、大学院へ留学する理由を考えていきますと、以下のように実務的な側面と学問に対する純粋な関心度の両方の側面と向き合うことになると思います。

1)卒業後のキャリア形成へ効果的に役立つか?
2)一旦はキャリアをストップしてまで、深く掘り下げて学びたいと思えるか?

こうした設問への回答を明確にするためにも、丁寧に自らが歩んできたキャリアの棚卸しを行っていきましょう。

<次回へ続く>