お世話になった教授とのコンタクト:<推薦状の作成>

LL.M., そして、社会科学系、理科系、工学系などの大学院へ出願する際には、Academic Letter of Referenceが出願書類として指定されます。学期末試験も終わり、大学も夏休み期間へと入っていますが、この時期を利用して出願者の方々は、学生時代の指導教授(推薦者)とコンタクトを取り、さらには予め用意しておいた学生時代のエピソードをもとにディスカッションを重ねながら、コンテンツを作りあげていきます。

学生時代のパフォーマンスに対し客観的な評価を与えるツールが推薦状となります。そのためにも、手元に用意したエピソードを通してアピールするポイントを整理し、他の推薦者による評価内容との重複を避けましょう。推薦者は出願者を良く知る人物、高く評価してくれる人物、共通のエピソードを持っている人物といったチェックポイントをクリアした方々を選定していきましょう。

推薦者の肩書のみで選ぶケース、第三者を介して数回あった程度の人物を候補者に挙げるケースも、まだまだ目につきます。推薦状で大切なのは、何と言っても”具体的なエピソード”に尽きます。推薦状の文面上にやたらと形容詞が目立つものの、その言葉の意味を裏付けるエピソードが伴わなければ役に立たない書類となってしまいますので注意してください。