面接試験突破に向けたアドバイス:最終編

今月初めに出願を完了した受講生からは、Interview Offerのメールが届いたとの報告が届き始めております。11月の投稿時には2回に渡り、インタビュー対策についてコメントさせていただきましたが、本番に向けた最終アドバイスを追加致します。その前に、
彼を知りて己を知らば、百戦して(あや)ふからず、
彼を知らずして己を知らば一たび勝ち
一たび負く、彼をしらず己をしらざれば、戦ふ毎に必ず敗れる

と、いきなり孫子の言葉を引用してしまいましたが、まずは各校のInterview Questionの傾向を知ることから始めてみましょう。

インタビューにはBlind or Reviewedのタイプに分けられますが、Reviewedであればエッセイ内容に関する質問が予想されるため、その内容を具に読み込み、字数の関係で書き加えることができなかった内容を見直しておきましょう。具体的には、その時に自分が考えていたことなど、当時の心境を振り返ってみる作業も必要かもしれません。

メディアツールの発達にもより、以下のURLからもご覧いただけるように、今はAdmissionsチームがブログを利用して様々な情報を発信しています。http://mbablog.wharton.upenn.edu/from-the-deputy-vice-dean/so-whats-up-with-the-team-based-discussion

そして、これまでのインタビュー記録を調べる中で、以下のようにカテゴリー別に分類してみると傾向が分かり易くなると思います。例えば、学校ごとにPost MBAに対する質問が多い、もしくは過去の経験値に対する質問が多いケースといった具合です。ちなみに、私は以下の項目ごとに分類しております。

・Why this school?
・How others see you
・How you see yourself
・Personal Life
・Developmental Needs/Concluding Questions
・Professional Career (Past & Future)
・College Experience
・Others

そしてインタビュー時間は、対面式の場合には30~40分が目安となります。その時間内に、自分とスクール(カルチャー)とのフィット感を面接官と共有しなくてはなりません。その出願先のスクールに対して理解を深めるために取った行動から得たこと、卒業生や在校生との交流を通じて学んだことなど、自らの発言内容に説得力を増すためにも具体的な事例を用意しましょう。

そして面接の対策傾向が掴めてきましたら、後は指導者のアドバイス等を取り入れながら、実践練習を積むことが大切です。また個々人が練習をする中で、その時々の課題克服ポイントを確認しておくなど、入念な準備を心掛け、実践していきましょう。