カイロスタイム

9月のシルバーウィークも終了しました。この時期を好機と定め、テスト対策、出願書類、さらには学校訪問とそれぞれ積極的に活動していた受験生が多いことが印象的でした。そして連休も終わり、ここからは各々の準備状況を見極め、合格に向けた準備体制(スケジュールの作成から実行、進捗状況の管理も含む)を整えることが先決です。
そして誰しも同じ時間が与えられていますので、ここから年明けの出願に向けては自分にとっての「好機」を見定めながらも準備を着々と進めて欲しいと思います。その「機について考える時には、カイロスタイムという言葉を思い返しますが、ブリタニカ百科事典では、以下のように記されています。

「機時」の意。同じギリシア語のクロノスが計量可能な物理的時間を意味するとしたら,カイロスはクロノスの一様な流れを断つ瞬間時としての質的時間である。

自分の出願に関する機時の見極め、今何に注力すべきか、テストの受験日、学校訪問をいずれに設定しようか?毎日が判断の日々ではないでしょうか。出願準備から合格までの道程では、必ずといっていいほど、各出願者にとってのターニングポイントが存在します。その時に行動が起こせるかいなかは、そのことの重要性に気付けるか否かにかかってきます。この気付く(認識する)ことが、私はとても重要なことだと思う次第です。キャンパス訪問のタイミング、エッセイや推薦状の準備作業、卒業生・在校生とのコンタクト、面接準備対策、GMATや各種テストの受験時期をどの時期にどのタイムラインで設定していきますか?出願スケジュールは、その都度見直し修正されていますか?