ビジネススクールへの出願プラン-3

◆他の出願者との差別化
学校説明会や各種イベントへ足を運びますと、「合格の要因は他者との差別化」に対して言及されるケースも珍しくありません。その一方で、「自分と似たようなキャリアバックグランドを持った受験生は他にもいそうな気がしますし、さしたる特徴もないような・・・」と(若干ながらも)意気消沈される方々もカウンセリングの際には見られます。それでは、ビジネススクールの審査が常々口にするダイバーシティーの言及先とは何でしょうか?

表面的には「似たような」の部分を差別化するため、エッセイや推薦状が大切な役割を担います。現在の業務、リーダーとして抜擢された、プロジェクトメンバーに選抜された、昇進した理由。後輩や部下の指導歴、業務課題を達成するために行ったこと(創意工夫等の作業も含む)、周囲からの評価、課外活動等に関するエピソードを書類上にて書き表すことで差別化を推進していきます。

自らと全く同じ体験をされている方々はおりませんので、そうした時点から差別化の作業は既に始まっております。例えばキャリアゴールを1つ考えてみましても、それが自分にとって意義深いものであるか?を考えてみましても、その回答は十人十色になると思います。これまでの職業キャリアをリセットしてまでも、成し遂げたいと思う背景には個々人の考えや想いがあり、それらを文章にて表現していきましょう。

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