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(Critical Reasoning)
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(Reading Comprehension)
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GMAT™ はMBA(Master of Business Administration: いわゆる「ビジネススクール」の修士課程)へ出願する際にスコアの提出が必要な学力テストです。

GMAT™は変革期を迎えています。新形式GMAT The GMAT™ Focus Edition が2023年11月7日より実施されている一方で、旧形式GMATも2024年1月末まで実施が継続されます。つまり、2024年1月末までは「2つの形式のGMATが並行して実施されています」ので、本試験お申し込みの際にはご注意ください。

GMAT申し込みページ

(1) 新形式GMAT(GMAT Focus Edition)について

●旧型式GMATとの主な違いは以下です。
  • 試験時間が約1時間短くなった。(1セクションあたり45分×3セクション=合計2時間15分になった。)
  • SC(Sentence Correction)が廃止された。よって、VerbalはCR(Critical Reasoning)とRC(Reading Comprehension)の2科目だけになった。
  • Quantitative Reasoning(数学)からDS(Data Sufficiency)が消えてPS(Problem Solving)1科目だけになった。
  • IR(Integrated Reasoning)とDS(Data Sufficiency)が一緒になって、新たにData Insightsというセクションが誕生した。
  • AWA(ライティング)が廃止された。
  • 3セクション(Data Insights, Quantitative Reasoning, Verbal Reasoning)の受験順番を自由に選ぶことができる。
  • スコア(点数)はData Insights, Quantitative Reasoning, Verbal Reasoningの3科目がそれぞれ約1/3ずつを占めるが、前のセクションの出来によって次のセクションのレベルが決まる採点システムなので前半のセクションほど総合点に占める割合が高い。よって、得意な種目順に受験することが得策である。
  • 全ての問題に印をつけたり、後で見直しをしたりすることが出来る。
  • 1セクションあたり最大3問まで解答の変更が出来る。
  • 1科目目の後または2科目目の後に10分間の休憩を1回だけ取ることができる。

●新形式GMAT(GMAT Focus Edition)の構成
●新形式GMATの点数について。

旧形式GMATの点数は「200点~800点(10点刻み)」だったのですが、新形式GMATの点数は「205点~805点(10点刻み)」です。つまり、「700点」のように「下一桁が”0”」の点数は旧形式GMATの点数であり、「705点」のように「下一桁が”5”」の点数は新形式GMATの点数であると分かるように区別されています。

ただし、2つの形式のGMATスコアの間に「新形式GMATのスコア-5点=旧形式GMATのスコア」という単純な計算式が成立するわけではないのでご注意ください。

新旧GMATスコアの換算をご覧いただくと分かる通り、最高点で考えれば「旧形式GMAT 800点=新形式GMAT 805点」と「5点差」なのですが、例えば「旧形式GMAT 700点=新形式645点」と「55点差」であり、さらに「旧形式GMAT 600点=新形式555点」と「45点差」になりますのでご注意ください。(パーセンタイルで比較した数字です。)

旧形式GMAT(2024年1月末まで実施)のスコアも5年間有効なので、数年の間はこの換算表と「にらめっこ」しながらスコアの評価をする必要が生じています。


●新形式GMATの特徴

「SC(Sentence Correction:文法セクション)が廃止されたこと」と「IR(Integrated Reasoning)がトータルスコアに含まれるようになった(正確に言うとIR(Integrated Reasoning)とDS(Data Sufficiency)が一緒になってDI(Data Insights)というセクションが誕生してトータルスコアに含まれるようになったこと)」という2点が新形式GMATの最大の特徴だと言えます。世の中の「文法軽視」のトレンド(TOEFLからも文法セクションが消えました)に乗ってSCを廃止し、IT化とAI化が進む時代の流れを反映させて「数学的要素」と「データ分析」の要素を増やしたのでしょう。

ただし、SCが無くなくなるからといって英文法の学習を怠ってよいということにはなりません。基礎文法力がないと英文の精読は困難です。よって、CRとRC対策のために何らかの手段で英文法の学習は実施してください。(例:ロジカル英文法の受講)

(2) CRについて

GMAT Verbal対策はCR(Critical Reasoning)から開始することをお薦めします。CRはRC(Reading Comprehension)よりも文章が短く、英文のレベルもRCより平易なため、CR対策を通して「英文読解力向上トレーニング」を実施することが出来るのです。また、CRは簡単に言うと「ロジックのテスト」であり、CRを学ぶことによって日々のビジネスや日常生活にも活かせる「ロジック力」を鍛えることが可能です。

Affinity英語学院のCR戦略クラスにおいては「ロジックの基本」を分かりやすく解説しつつ、「問題タイプごとの攻略法&テクニック」を実践的に指導します。Affinity講師陣が過去問を徹底的に研究して「問題作成者の意図&ひっかけパターン」をあぶり出すことに成功し、「問題作成者目線」で授業を展開しています。野球の打者が「投手の配球」を分析することで打率を上げることが可能なのと同様に、CRにおいても「問題作成者の意図」を理解することによって爆発的に正答率を上げることが出来るのです。

過去の「CRの達人」の多くが、CRのコツは「余計なことをしないこと」だと発言しています。「余計なことをしない」とは「問題作成者の意図通りに問題解くこと」すなわち「Affinityメソッド通りに問題を解くこと」を意味します。

(3) RCについて

GMAT Focus Editionの出現によってさらに重要度が高まったRC(Reading Comprehension)ですが、Affinity英語学院では昔からGMAT, GRE, EAのいずれにおいてもRCを重視したトレーニングを提供し、結果を出し続けています。一例を挙げるならば、旧形式GMATにおいてはVerbal3種目の中で受講者の平均スコアが最も高いのはRCです。(念のため付け加えると、このデータの中には多くの「純ドメタイプ日本人」が含まれていますし、他校でSC&CRを学んだ方も数多く含まれています。)しかしながら、一部の受験者や中には予備校関係者までが「RCは語彙力・読解力を鍛えるしかない!」、果ては「RCに戦略的な対策なんて存在しない!」等といった誤謬に陥ってしまっているようなのです。

RCは「英語ネイティブにとっての<現代文>」だと考えると分かりやすいでしょう。日本語ネイティブが全員<現代文>が得意なわけではないのと同様に、英語ネイティブが全員RCに秀でているわけではないのです。RCにも現代文と似たような「攻略法&テクニック」等が存在します。よって、「同じ英文読解力&同じ語彙力」を持っている人たちの間でも、RCの成績には差が生じるのです。Affinity英語学院のRC戦略クラスにおいてはRCを攻略する上で最も効率的な「攻略法&テクニック」を伝授しています。

ただし、RCを得点源にするためには「一定のレベル以上の英文読解力&語彙力」が必要であることも事実です。目安として「IELTS Reading7.0点以上(目安としてTOEFL Reading 25点以上)」を取得済みの方でないとRCの学習自体が成立しません。このレベルにまで達していない方は、RC戦略クラスを受講する前にCR戦略クラスから受講を開始することをお薦めします。

(4) 数学(PS: Problem Solving)について

Affinity英語学院の「Math Basic」と「Math戦略クラス」は数学が苦手な方、 文科系のバックグラウンドの方、受験において数学を回避してきた方向けに設計しています。 逆に、数学に強いバックグランドの方であれば「ジェイマスGMAT完全攻略」と 公式問題集の演習だけでも成果が出るケースがあります。早めにGMAT公式模擬試験を受験して、その点数や手ごたえから学習の方向性を決めてください。GMAT攻略の最初のステップは「安定的に数学で高得点(目安として模擬試験で毎回安定的に84点以上)が取れるようになること」なのです。

また、これからGMAT対策を開始される方は、最初に「GMAT/EA問題演習3時間セミナー」を受講されてはいかがでしょうか。Quantitative(PS)、Data Insights (DSのみ)、Verbal(CR, RC)を一通り扱うセミナーなので、GMATの難易度や問題形式を知るための「はじめの一歩」としてご活用いただけます。逆に、GMAT本試験受験直前の「仕上げの場」「調整の場」としてもご活用いただけます。

(5) GMAT対策のタイムライン

GMAT対策初期においては学習をPS(数学)、CR, RCの3科目に絞ることをお薦めします。DI(Data Insights)は簡単に言うと「数学とVerbalの統合科目」なので、DI対策は「数学とVerbal(つまりPS, CR, RCの3種目)で安定的な正答率が叩き出せるようになってから」実施する方が合理的なのです。

(6) 旧形式GMATについて

長年にわたって実施されてきた旧形式GMAT(SCを含むGMAT)の実施が2024年1月末にて終了しました。SC(Sentence Correction: 簡単に言うと文法問題)はEAには残っていますが、GMATからは完全に消滅しました。

旧形式GMATの実施は終わりましたが、今後数年間は旧形式GMATのスコアが「基軸通貨」のごとく「複数のテストスコアを比較する基準」として使われ続けると予想されます。GMATのスコアは5年間有効なので、今後も旧形式GMATのスコアで出願する方が一定の割合で存在し続けるはずなのです。また、MBA入学審査官の間では「800点満点」「730点以上が理想」「700点以上が高得点」等のように旧形式GMATのスコアで考える習慣が定着しているので、今後も「新形式GMAT 645点(旧形式GMAT700点相当)」「GRE Q:170点 V:152点(旧形式GMAT700点相当)」「EA 157点(旧形式GMAT700点相当)」のように旧形式GMATのスコアを基準にしてGMAT, GRE, EAのスコアを評価する慣行が続くでしょう。

以上のような意味において、MBA受験生の「旧形式GMATとの付き合い」は今後も続くことになります。

(7) サポート

Affinity英語学院は「個別サポート」と「グループサポート」が共に充実しています。 テスト選択や学習法でお悩みの方は「学習コンサルティング」をご受講ください。 また、グループサポートの場として毎月「ぷらっとバー」という交流会(無料イベント)を実施していますので是非定期的にご参加ください。