心の知能指数: Emotional Intelligence

ビジネススクールの出願書類を作る上で、目標、価値観、共感、動機付、自己管理(規制)、優先順位付け、緊急時への対応、人としての成熟度といった単語を頻繁に耳にすると思います。Academic Intelligenceのみならず、以下の記事にみられるようにEmotional Intelligenceの重要さにも度々言及しています。

Bloonberg 記事
http://www.bloomberg.com/news/articles/2013-05-15/want-an-mba-from-yale-youre-going-to-need-emotional-intelligence

Wall Street Journal 記事

http://www.wsj.com/articles/SB10001424127887324582004578456770420379666

そして、Emotional Intelligenceを提唱したゴールドマン博士の考えやIntelligenceを構成するコンピテンシーを確認してみましょう。
http://diamond.jp/articles/-/936?page=3

<以下抜粋>
ゴールマンはこれらの特徴を示す人々は上級マネジメントで成功する可能性が高いと主張し、EI値の高い
上級マネジャーが低いマネジャーよりも良い業績を上 げていることを示すさまざまな研究を引き合いに出している。彼はEIが実際に職場においてどう影響を及ぼしているかを説明するために、数々の逸話的事例を 示している。

ゴールマンはEIは一定の時間をかければ育成できると考えており、仕事上のEI力を評価し高めるのに利用するためヘイグループと共同で感情コンピテンスのリストを作成した。

(1)自己認識
・自分自身の感情とその影響を理解する
・自身の長所、短所を正しく理解する
・自分自身と自分の能力に対する信頼感

(2)自己管理
・自分の情動をコントロールする
・誠実で信頼できる人間になる
・柔軟に適応し身を入れて取り組む

(3)社会性
・他者の感情を感じ取り、考え方や論点を理解する
・集団力学や人間関係を理解し感じ取る
・他者、特に顧客のニーズに注意を集中する

(4)社会的技術
・他者の能力開発を助ける
・効果的リーダーシップ
・他者に影響を及ぼす技能
・卓越した対人コミュニケーション技術
・変革をマネジメントする能力
・意見の不一致や内輪もめを解決する力
・よい人間関係を育み維持する技術
・チームプレイヤーとしての技量

(4)の社会的技術はその名の通り、英語でSocial Skillsと訳します。単にSocial Skills?と聞いても、なかなか分かりにくいと思いますが、ゴールドマン博士のリストと照らし合わせてみますと、リストの項目内容を伝えるためのエピソードが頭に浮かんでくるのではないでしょうか?