出願校数について

6月も後半へと差し掛かってきました。来月や再来月のGMAT受験に向けて、その準備に余念がないのではないでしょうか。この時期になりますと、「通常は、どれくらいの校数を出願するのが妥当ですか?」といった類のご相談も寄せられます。しかしながら、その校数は出願者の状況次第となるため、(当然の如く)定番めいた数はありません。

たとえば、私費留学予定者においては、学校リサーチを通じて絞りに絞り込んだ意中の学校のみへ出願するケースが目立ち、そこには1st Group以外のオプションは存在しません。片や企業や団体からスポンサーシップを得て出願する際は、合格(進学)が義務付けられていますので、多くの学校へと出願するため、1st Group, 2nd Group, そしてSafety Groupといったように分類する傾向が目立ちます。

仕事と並行して出願準備作業をも進めていくわけですから、時間にも限りが生じます。昨年から今年にかけ、各校でエッセイ課題数が減少化傾向にあるとは言っても、やはり推薦状、願書の作成、キャンパス訪問、学校説明会、関係者からの情報収集、さらには面接対策など従事することは尽きません。そのため、その課題数が減少という端的な切り口から出願校数を増やすわけにもいかないのが実情かもしれません。

自らの出願スケジュールを着実に実行へと移すためにも「出願校数」は早めに決めておきたいところですが、まずはその前に、自分にとって意中の学校を探すことに注力を注いでいきましょう。